「プレーヤーが伝えたいジャズの歴史/高橋徹」レポート(2)


はいっ1月10日(日)、新潟県立生涯学習センター(県立図書館内ホール)で開催された、高橋徹先生(国立音楽大学講師)による「ジャズの歴史」特別公開講座レポートの続きです。

「プレーヤーが伝えたいジャズの歴史/高橋徹」レポート(1)

写真は会場入口に張り出されていた、告知ポスター。
いい雰囲気を醸し出してますね。

レポート第2回目では、参考音源を駆使しつつ、「ジャズの歴史」についてご紹介したいと思います。

講義はまず、100~110年とも言われるジャズの歴史で重要な役割を果たした都市、ニューオリンズの位置と、欧米人と黒人の混血「クレオール」に関する説明から。

高等教育を受け教育レベルが高かったクレオール達が、黒人奴隷解放により地位が低下(低下前は、白人-クレオール-黒人の順)。

奴隷として扱われてた黒人達と同じ扱いを受けるようになり、クレオール達が習得したクラッシックなどの西欧音楽と、黒人達の音楽が混ざり合い、ジャズ(Jazz or Jass)と呼ばれるようになる音楽の基礎が形成されるに至る過程を説明されました。

黒板にはその他のジャンルとして、ラグタイム、ブラスバンド、ブルース、ニグロスピリチュアルなどを記載。

その後ジャズ(Jazz or Jass)は、歴史の変遷に従いニューオリンズ→シカゴ→ニューヨークと北上を続け、各地に独自のスタイルを形成していきます。

☆ニューオリンズ・ジャズ
☆シカゴ・スタイル
☆スイング
☆Be Bop

代表的なミュージシャンとして、ルイ・アームストロング(tp,vo)、ベニーグッドマン(cl)、グレン・ミラー(tb)など参考音源を交えながら次々と紹介されておりました。

※講義を思い出しながら書いてるので若干、史実等に間違いがあるかもしれません。

ちなみに1917年、白人達で結成されたODJB(Original Dixieland Jass Band)によるジャズの歴史上最初の録音が行なわれました。

動作確認の意味もあるので、今日はこの辺で終了(笑)。続きは次回に。

「Be Bop」以降の歴史上、重要なミュージシャンや、『無人島に持っていく1枚』など 、面白い話題が、まだまだ登場します。うーん1時間半なのに濃度濃いなあ。

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